創業62年の当社は、蛇口一体型浄水器・園芸散水器具を日本初で開発・製造したパイオニアメーカーであり、ものつくりの土台となっている金型製作からスタートしています。そして当社は創業の地である北九州で、地域の皆様と共に製品づくりに注力し、成長することが出来ました。
当社は主に「水」に関する製品開発を通して、お客様の生活をより豊かにするお手伝いをさせていただいており、特に蛇口一体型浄水器ではシェアNo.1をいただいています。そうした背景から、北九州市立大学様よりお声掛けいただき、SDGsに関する取り組みとして学内に浄水ウォーターサーバーの設置する学生様主体のプロジェクトへの参加についてご提案をいただきました。
2022年度より学生様を中心としたグループと共に検討を実施し、現在では北九州の竹を原料に使ったろ過材を使用したウォーターサーバーを試作し、学内での実証実験を行っています。この取り組みの目的は、コロナ禍で増加したペットボトルの利用を減らす事だけでなく、北九州が直面している放置竹林問題について若い世代の方々の関心を増やすこと、地域での資源循環にチャレンジすることにあり、私どもも学生様と一緒になり、「竹」の取り組みを進めていく中で、様々な課題や乗り越えるべき壁について学ばせていただいています。
竹に関する課題は非常に大きく、解決は容易ではありませんが、本プラットフォームをベースとした地域の産学官の連携を基盤にし、私たちが住む北九州市の課題の一つである竹の課題解決に対して、地域企業の一員として貢献してまいります。